Home: マグリスト情報局 > 出版社別 > 日中通信社 > 雑誌「似水年華~歳月、水のごとく」
美しい鳥領と台北という対照的な町を舞台とした「似水年華~歳月水のごとく」物語は、朝霞がたちこめる鳥領の水路から始まる。一般の無人の小船が音もなく水面を滑っていく。あたかも言葉にならぬ物語を運んでいるかのように。町の名は、鳥領、歴史ある立志書院は、今は古籍の図書館になっている。文と斉おじさんは、鳥領の歴史ある書院で共に蔵書の修復をしている。太陽が昇り書院の大門が開かれると、いつも通りの静かな日常が始まるのだった。そんなある日、町に台湾から有名なファッションデザイナー英が率いる撮影チームがやってきた。書院の庭はスタッフの休憩所となり、にわかに活気付く。書院の古いたたずまいに深い感動を覚える英。翌朝、一人で書院を訪れた英が書棚から本を引き抜くと、向こう側に文が立っていた。その瞬間、まるで時が止まったかのように2人は見つめあう。追憶の愛がここから始まるのだ。
関連する雑誌はありません。